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鉄道ファンなのに飛行機に月10回搭乗する3つの理由

ANAの飛行機

「マイルの達人」の「cj中嶋」です。

私はもともと、鉄道ファン(乗り鉄&撮り鉄)で、2012年ぐらいまで飛行機には全くと言っていいほど興味がなく搭乗することはありませんでした。
また、列車の移動中に流れる車窓からの景色を見るのが大好きでだったので、スピードが速すぎて車窓が楽しめない新幹線にはあまり興味がなく、もっぱら在来線に乗ることが大好きだったのです。
ですから、大阪から東京に出張する際に、東海道新幹線を使わず、大阪から塩尻までは「特急しなの」で、塩尻から新宿までは「特急あずさ」に乗り継いで行くこともありました。
ところが、(私にとっては)ある大事件をきっかけに、2016年5月から500km以上の長距離移動は飛行機で移動することになります。

なぜ、そんなことになってしまったのでしょうか?

寝台列車の廃止で長距離列車がなくなる!鉄道ファン(涙)

私が仕事の出張で九州や北海道など全国各地に行くようになったのが2005年からでした。
大阪から九州や北海道の出張が増え、子供の頃から大きな憧れだったブルートレイン(寝台特急)に乗車できると喜んだのもつかの間、この頃から寝台特急の廃止が急激に増加し、大阪を出発する寝台特急が激減したのです。
そのため、長距離移動の選択肢が新幹線と飛行機、夜行高速バスの3つになり、車窓や食堂車、ロビーカーでゆっくり移動を楽しみながら長距離移動できる乗り物がなくなってしまいました。。

「寝台特急なは・あかつき」の廃止

寝台特急なは・あかつき
画像引用元:Wikipedia
僕が出張で利用していた寝台特急の代表格が大阪と九州を結んだ「寝台特急なは・あかつき」です。博多駅を夜飲んでから出発しても翌朝には会社が始まるまでに大阪駅に到着します。ベッドも個室の部屋もあり快適でした。夜行バスとは比べものにならないぐらい快適です。
しかし、2008年3月、京都駅〜熊本駅を結んだ「寝台特急なは」、京都駅〜長崎を結んだ「寝台特急あかつき」が廃止になり、大阪と九州を結ぶブルートレインはなくなりました。
これで1年後まで「寝台特急富士・はやぶさ」を利用して九州へ、九州からは山陽新幹線しか選択肢がなくなります。

「寝台特急富士・はやぶさ」の廃止

寝台特急富士・はやぶさ
画像引用元:Wikipedia
さらに翌年2009年3月には、憧れの的だったブルートレイン、東京から九州を結ぶ「寝台特急富士」「寝台特急はやぶさ」も廃止になり、九州と本州を結ぶ寝台列車が全て廃止となりました。
東京駅を夕方に出発するこの列車は、大阪駅にも深夜に停車して広島から博多、熊本、大分に向かったので最後まで九州方面への移動に重宝しました。
これで大阪から九州の移動は山陽新幹線のみとなってしまいます。

「夜行急行きたぐに」の廃止

583系・急行きたぐに
画像引用元:Wikipedia
さらに長距離列車の廃止は続きます。2012年3月には、大阪から直江津、新潟に行くのに重宝していた「夜行急行きたぐに」の定期運行が終了します。この列車は、A寝台とB寝台だけでなく、グリーン車と普通車も連結され、福井、金沢方面への最終列車としても機能していました。
大阪駅から新潟駅に新幹線で行くには東京駅を経由しなければならず、運賃がかなり高くなり、大阪〜新潟を移動する人の貴重な足でしたが、2013年1月に完全に廃止となります。
これで、大阪から新潟に行くには東京経由の新幹線か、寝台特急トワイライトエクスプレスになります。

「寝台特急トワイライトエクスプレス」の廃止で出張は飛行機に!

寝台特急トワイライトエクスプレス
画像引用元:Wikipedia
そして、2015年3月、私が飛行機を使う引き金になった事件が起こります。大阪〜札幌を22時間以上かけて結ぶ豪華寝台特急トワイライトエクスプレスの廃止です。
寝台特急トワイライトエクスプレスは豪華寝台特急と呼ばれていただけの列車で、シャワーやトイレを装備した部屋や、12,000円する食堂車でのフランス料理フルコースディナーが大人気でした。実際、1列車に2部屋しかないスイートの部屋は一瞬で売り切れるプラチナチケットで、58回トワイライトエクスプレスの乗車した私も6回ほどしか手にいれることができませんでした。
さて、大阪駅から札幌駅を結ぶ寝台特急が廃止になったことは、私にとって大きな影響がありました。この列車は大阪駅〜新津駅(新潟)、大阪駅〜直江津駅(新潟)を結ぶ列車としても機能していたので、これらの区間の列車も廃止になったことを意味しました。
つまり、トワイライトの廃止は、私にとって3区間の列車が廃止になったのと同様の打撃を受けたのです。
トワイライトエクスプレスの廃止によって、大阪〜札幌の移動は飛行機の選択を余儀なくされました。
1年後の2016年3月までは、上野駅〜札幌駅間を結ぶ「寝台特急カシオペア」がありましたが、2名定員の列車だったため、実際的な選択肢から外れました。
これをきっかけに国内で飛行機をほとんど乗ったことがなかった私が、飛行機に乗るようになったのです。

寝台特急の廃止で鉄道ファンが選んだ代替え交通機関は?

新幹線N700系
画像引用元:Wikipedia
以上のように寝台特急の廃止で、私は長距離移動の術をなくすことになります。
しかたなく、新幹線を利用するようになるのですが面白くないのです。スピードが速すぎて車窓の景色がゆっくり楽しめない。
これでは、私が鉄道を好きになった「車窓を楽しむ」という理由が、根底から否定されてしまうことになります。そこで、新幹線にプラスして私が選んだ交通機関が飛行機だったのです。
2016年3月に上野駅〜札幌駅間を運行していた「寝台特急カシオペア」が廃止になるまでは、私にとって新幹線の補完的な役目をしていた飛行機でしたが、それ以降は飛行機が長距離移動のメインとなるのです。

LCCの台頭で長距離移動の料金に革命が起こる!

そんな中、飛行機に料金の大革命が起こります。
LCC(ローコストキャリア)と呼ばれる激安航空会社の就航です。
2012年3月1日「ピーチ・アビエーション」が運航を開始します。大阪、関西空港を拠点に関空〜新千歳空港、関空〜福岡空港の2路線が就航します。

なんと2,000円!Peachの驚くべき激安さ

Peach航空
画像引用元:Wikipedia
ピーチ・アビエーションが就航した時の料金の安さの衝撃は今でも忘れることができません。
大阪〜札幌の航空運賃が安くても10,000円ぐらいという中、いきなり関空〜新千歳空港間を片道4,000円というとんでもないバーゲンプライスで殴り込みをかけてきたからです。数千円というバス並みの料金で気軽に飛行機に乗れるという触れ込みは本当でした。
ピーチ・アビエーションをはじめとするLCCの台頭は、移動距離と運賃の関係を大きく変貌させます。長距離を移動するから運賃が高いという考えがグラグラと崩れさってしまったのです。

え?1,000円?驚くべきPeachカードの大バーゲン

peachカード
通常運賃でも十分に安いピーチ・アビエーションですが、月に何回か、不定期で国内線が2,000円〜というバーゲンを開催します。このバーゲンを狙って航空チケットを取れば、関空〜宮崎空港、関空〜松山空港、関空〜長崎空港などの路線の航空運賃が2,000円ほどの激安料金でゲットできます。
ひょっとしたら、空港から市内に出るバス代や鉄道運賃の方が高くつくかもしれません(汗)。
さらに!
2015年に登場したPeachカードがさらに常識を破ります。年会費無料のベーシックと年会費5,000円のプレミアムの2種類のPeachカードがあるのですが、ベーシックは年に2回、プレミアムは年に4回のピーチカード限定の大バーゲンが開催されます。
その料金、驚くことなかれ!
国内線は、1,000円、2,000円、3,000円の3プライス!
関空〜松山空港などが、たったの1,000円で買えたのです!(2016年2月のバーゲン実績)
関空〜新千歳空港でも3,000円。もう、わけがわかりません(笑)。

Peach+新幹線という選択肢を思いつく?!

天王寺・関空から郡山(ピーチ利用)
移動距離と運賃がむちゃくちゃになったもんだから、さぁ大変!
どこへ行くにも、今までの考え方では損をしてしまいます。
たとえば、大阪駅〜郡山駅の移動。
新幹線を利用すれば20,000円強です。
ANAの伊丹空港〜福島空港便を利用すれば15,000円〜30,000円。
ところが、関空〜仙台空港をピーチ・アビエーションで、仙台空港駅〜郡山駅を鉄道利用すれば、
・関空〜仙台空港:4,000円〜
・仙台空港駅〜郡山駅:5,790円
合計:10,000円もかかりません(笑)。
こんな風に、LCCが就航している区間をうまく活用すれば、今までの常識的なルートよりもかなり安く移動することができるようになります。

マイルを貯めるお得度を知る!

2012年にピーチ・アビエーションが就航してからというもの、それまで以上に北海道の出張が増えました。トワイライトエクスプレスの鉄道移動にプラスして気軽に出張できるようになった感覚です。
しかし、2016年3月に寝台列車が壊滅状態になると状況が一変します。
寝台列車がなくなったことで、飛行機利用をせざるを得なくなり、それまでの交通機関の利用方法の見直しをしてみたのです。
すると、とんでもないことがわかったのです・・・(涙)。

2016年4月までマイルの価値を知らなかった!

1マイルは2円以上の価値
今まで私は「鉄道ファン」という立場の手前(?)、意図的に飛行機利用を控えていました。
なので、「マイル」という言葉は知っていたものの「マイル」とクレジットカードの「ポイント」は同じようなもので、「1マイル=1円」の価値とず〜っと思い込んでいたのです(苦笑)。
これが、悲劇を生みました。

「ポイントなんて、どのクレジットカードを使っても一緒!」
「なんでもいいや!」
みたいな感じだったのです。

ところがですよ・・・。
ANAの公式サイトで国内線のチケットに交換できるマイル数を確認すると、片道6,000マイルから交換できるらしいではないですか?!
大阪〜東京、大阪〜札幌、大阪〜福島、出張で利用する区間が全て片道6,000マイルから交換できることに気づいたのです(遅すぎるって話ですが・・・)。

大阪〜東京間:12,000円ぐらい
大阪〜札幌間:20,000円ぐらい
大阪〜福島間:18,000円ぐらい

ということは、1マイル2円〜3円の価値があるやん!!!
これに気づいたのが、2016年4月のことでした・・・(涙)。

月1回の札幌出張から鉄道ファンがマイラーに!

そんな時です。
札幌出張時に新千歳空港で「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」の勧誘にあったのは(笑)。

以前から、土産物屋さんを出たすぐのところにある「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」ブースに近ずくと、カード勧誘のお兄さんやお姉さんが、
「ただいま、ボールペンをお渡ししてま〜す♪」
とやってるのですが、今までANAに一切乗っていなかった私は無視していました(苦笑)。

ところが、今回だけは違います。
勧誘され、即申込みでした(爆)。
「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」
です。

今考えると、これは大きな間違いで、
「自分で申込みをすべき」
だったんです。

理由は別の記事で解説しますが、
ポイントサイトを経由して申込むと、大きなポイント還元があるからです。
(「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の場合、何万マイル相当の還元ポイントがつく場合もあります。)

こんな感じで、下調べをせずに、
「やっちゃた〜!」
ってことは何度もあるのですが、
読者の皆さんには、そんな残念な経験をしなくても良いよう、
わかりやすく、マイルについて解説しますね。

出張が多い僕にはピッタリのマイル

さて、基本的になんでも「ヲタク」の私は、コレは!と思ったことには集中して調べないと気が済まない性格(苦笑)。
もちろん、マイルのことも調べまくります。

ピーチ・アビエーションのように激安な航空運賃を優先するか?
ANAやJALのようにマイルを貯めてお得度をアップさせるか?

で、やはり重要なことは、移動中での航空運賃と快適度のバランスだ!と思い、いろんな航空会社に登場してみました。

で、結局落ち着いたのは、ANAとJAL・・・。
ピーチ・アビエーションも地元関西空港が拠点なので大好きなのですが、シートの薄さだけがどうにもならず、後ろの座席から膝げりをされたら、モロに衝撃が走る点で却下となりました(笑)。

大阪から毎月数回は東京出張をし、郡山、宇都宮、札幌、広島は毎月1回。
福岡、鹿児島、秋田、仙台も年に数回出張します。
実際にシミュレーションをしてみると、クレジットカードでの決済のポイントも合わせれば、飛行機に乗るだけで確実に毎月1万マイルは貯まることが判明!
年に12万マイルはたまるぞぉ〜!と意気込むことになりました(^^)

毎月出張する郡山でANAマイルに決定

さて、ANAか?JALか?という選択肢まで絞ることができたので、あとは実際に利用する区間でどちらを利用すれば良いかになります。

私は郡山に毎月出張していますので、郡山出張に便利な福島空港便のある航空会社を選びました。
結果、伊丹空港〜福島空港便のあるANAに決定です。

正直、調べるまでは、ANAもJALも同じ路線を就航してるんじゃないの〜?と思っていたのですが、甘かったです。ANAしか運航されていない路線、JALしか運航してない路線があることも、この時にわかりました。

以上から、ANAマイルを中心に貯めることにしましたが、
・伊丹空港〜三沢空港
・伊丹空港〜花巻空港
・伊丹空港〜但馬空港
・伊丹空港〜山形空港
・伊丹空港〜出雲空港
など、JALしか運航してない区間もありますので、JALマイルが溜まるカードも作ることにします。

新幹線を捨てて飛行機を選択したもう一つの理由

飛行機の機内から新大阪駅
実は、飛行機に乗り始めてからもう一つの魅力に私は取り付かれました。
「機窓」
です。

もともと、「乗り鉄」という列車に乗ることが好きで、その理由が「車窓を楽しむこと」だった私が、飛行機からの眺め「機窓」の魅力に取り付かれるまで、時間はかかりませんでした。

しかも、伊丹空港からだと新大阪駅が上空から丸見えで新幹線や在来線の写真が機内から撮影できるではないですか!!!
新たな写真の分野として、「機窓写真家」を目指したくなりました(笑)。

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